「法務局における遺言書の保管等に関する法律」の版間の差分
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<div class="kou">3 第一項の申請は、遺言者の住所地若しくは本籍地又は遺言者が所有する不動産の所在地を管轄する遺言書保管所(遺言者の作成した他の遺言書が現に遺言書保管所に保管されている場合にあっては、当該他の遺言書が保管されている遺言書保管所)の遺言書保管官に対してしなければならない。</div> | <div class="kou">3 第一項の申請は、遺言者の住所地若しくは本籍地又は遺言者が所有する不動産の所在地を管轄する遺言書保管所(遺言者の作成した他の遺言書が現に遺言書保管所に保管されている場合にあっては、当該他の遺言書が保管されている遺言書保管所)の遺言書保管官に対してしなければならない。</div> | ||
<div class="kou">4 第一項の申請をしようとする遺言者は、法務省令で定めるところにより、遺言書に添えて、次に掲げる事項を記載した申請書を遺言書保管官に提出しなければならない。</div> | <div class="kou">4 第一項の申請をしようとする遺言者は、法務省令で定めるところにより、遺言書に添えて、次に掲げる事項を記載した申請書を遺言書保管官に提出しなければならない。</div> | ||
− | 一 遺言書に記載されている作成の年月日 | + | <div class="gou">一 遺言書に記載されている作成の年月日</div> |
− | 二 遺言者の氏名、出生の年月日、住所及び本籍(外国人にあっては、国籍) | + | <div class="gou">二 遺言者の氏名、出生の年月日、住所及び本籍(外国人にあっては、国籍)</div> |
− | 三 遺言書に次に掲げる者の記載があるときは、その氏名又は名称及び住所 | + | <div class="gou">三 遺言書に次に掲げる者の記載があるときは、その氏名又は名称及び住所</div> |
イ 受遺者 | イ 受遺者 | ||
ロ 民法第千六条第一項の規定により指定された遺言執行者 | ロ 民法第千六条第一項の規定により指定された遺言執行者 | ||
− | 四 前三号に掲げるもののほか、法務省令で定める事項 | + | <div class="gou">四 前三号に掲げるもののほか、法務省令で定める事項</div> |
<div class="kou">5 前項の申請書には、同項第二号に掲げる事項を証明する書類その他法務省令で定める書類を添付しなければならない。</div> | <div class="kou">5 前項の申請書には、同項第二号に掲げる事項を証明する書類その他法務省令で定める書類を添付しなければならない。</div> | ||
<div class="kou">6 遺言者が第一項の申請をするときは、遺言書保管所に自ら出頭して行わなければならない。(遺言書保管官による本人確認)</div> | <div class="kou">6 遺言者が第一項の申請をするときは、遺言書保管所に自ら出頭して行わなければならない。(遺言書保管官による本人確認)</div> | ||
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<div class="jou">第七条 遺言書保管官は、前条第一項の規定により保管する遺言書について、次項に定めるところにより、当該遺言書に係る情報の管理をしなければならない。</div> | <div class="jou">第七条 遺言書保管官は、前条第一項の規定により保管する遺言書について、次項に定めるところにより、当該遺言書に係る情報の管理をしなければならない。</div> | ||
<div class="kou">2 遺言書に係る情報の管理は、磁気ディスク(これに準ずる方法により一定の事項を確実に記録することができる物を含む。)をもって調製する遺言書保管ファイルに、次に掲げる事項を記録することによって行う。</div> | <div class="kou">2 遺言書に係る情報の管理は、磁気ディスク(これに準ずる方法により一定の事項を確実に記録することができる物を含む。)をもって調製する遺言書保管ファイルに、次に掲げる事項を記録することによって行う。</div> | ||
− | 一 遺言書の画像情報 | + | <div class="gou">一 遺言書の画像情報</div> |
− | 二 第四条第四項第一号から第三号までに掲げる事項三遺言書の保管を開始した年月日四遺言書が保管されている遺言書保管所の名称及び保管番号 | + | <div class="gou">二 第四条第四項第一号から第三号までに掲げる事項三遺言書の保管を開始した年月日四遺言書が保管されている遺言書保管所の名称及び保管番号</div> |
<div class="kou">3 前条第五項の規定は、前項の規定による遺言書に係る情報の管理について準用する。この場合において、同条第五項中「廃棄する」とあるのは、「消去する」と読み替えるものとする。</div> | <div class="kou">3 前条第五項の規定は、前項の規定による遺言書に係る情報の管理について準用する。この場合において、同条第五項中「廃棄する」とあるのは、「消去する」と読み替えるものとする。</div> | ||
<div class="jou_title">(遺言書の保管の申請の撤回)</div> | <div class="jou_title">(遺言書の保管の申請の撤回)</div> | ||
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<div class="jou_title">(遺言書情報証明書の交付等)</div> | <div class="jou_title">(遺言書情報証明書の交付等)</div> | ||
<div class="jou">第九条 次に掲げる者(以下この条において</div>「関係相続人等」という。)は、遺言書保管官に対し、遺言書保管所に保管されている遺言書(その遺言者が死亡している場合に限る。)について、遺言書保管ファイルに記録されている事項を証明した書面(第五項及び第十二条第一項第三号において「遺言書情報証明書」という。)の交付を請求することができる。 | <div class="jou">第九条 次に掲げる者(以下この条において</div>「関係相続人等」という。)は、遺言書保管官に対し、遺言書保管所に保管されている遺言書(その遺言者が死亡している場合に限る。)について、遺言書保管ファイルに記録されている事項を証明した書面(第五項及び第十二条第一項第三号において「遺言書情報証明書」という。)の交付を請求することができる。 | ||
− | 一 当該遺言書の保管を申請した遺言者の相続人(民法第八百九十一条の規定に該当し又は廃除によってその相続権を失った者及び相続の放棄をした者を含む。以下この条において同じ。) | + | <div class="gou">一 当該遺言書の保管を申請した遺言者の相続人(民法第八百九十一条の規定に該当し又は廃除によってその相続権を失った者及び相続の放棄をした者を含む。以下この条において同じ。)</div> |
− | 二 前号に掲げる者のほか、当該遺言書に記載された次に掲げる者又はその相続人(ロに規定する母の相続人の場合にあっては、ロに規定する胎内に在る子に限る。) | + | <div class="gou">二 前号に掲げる者のほか、当該遺言書に記載された次に掲げる者又はその相続人(ロに規定する母の相続人の場合にあっては、ロに規定する胎内に在る子に限る。)</div> |
イ 第四条第四項第三号イに掲げる者 | イ 第四条第四項第三号イに掲げる者 | ||
ロ 民法第七百八十一条第二項の規定により認知するものとされた子(胎内に在る子にあっては、その母) | ロ 民法第七百八十一条第二項の規定により認知するものとされた子(胎内に在る子にあっては、その母) | ||
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定された者又は同法第八十九条第二項の規定による受益者指定権等の行使により受益者となるべき者 | 定された者又は同法第八十九条第二項の規定による受益者指定権等の行使により受益者となるべき者 | ||
ト 保険法(平成二十年法律第五十六号)第四十四条第一項又は第七十三条第一項の規定による保険金受取人の変更により保険金受取人となるべき者チイからトまでに掲げる者のほか、これらに類するものとして政令で定める者 | ト 保険法(平成二十年法律第五十六号)第四十四条第一項又は第七十三条第一項の規定による保険金受取人の変更により保険金受取人となるべき者チイからトまでに掲げる者のほか、これらに類するものとして政令で定める者 | ||
− | 三 前二号に掲げる者のほか、当該遺言書に記載された次に掲げる者 | + | <div class="gou">三 前二号に掲げる者のほか、当該遺言書に記載された次に掲げる者</div> |
イ 第四条第四項第三号ロに掲げる者 | イ 第四条第四項第三号ロに掲げる者 | ||
ロ 民法第八百三十条第一項の財産について指定された管理者 | ロ 民法第八百三十条第一項の財産について指定された管理者 | ||
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<div class="jou_title">(手数料)</div> | <div class="jou_title">(手数料)</div> | ||
<div class="jou">第十二条 次の各号に掲げる者は、物価の状況のほか、当該各号に定める事務に要する実費を考慮して政令で定める額の手数料を納めなければならない。</div> | <div class="jou">第十二条 次の各号に掲げる者は、物価の状況のほか、当該各号に定める事務に要する実費を考慮して政令で定める額の手数料を納めなければならない。</div> | ||
− | 一 遺言書の保管の申請をする者遺言書の保管及び遺言書に係る情報の管理に関する事務 | + | <div class="gou">一 遺言書の保管の申請をする者遺言書の保管及び遺言書に係る情報の管理に関する事務</div> |
− | 二 遺言書の閲覧を請求する者遺言書の閲覧及びそのための体制の整備に関する事務 | + | <div class="gou">二 遺言書の閲覧を請求する者遺言書の閲覧及びそのための体制の整備に関する事務</div> |
− | 三 遺言書情報証明書又は遺言書保管事実証明書の交付を請求する者遺言書情報証明書又は遺言書保管事実証明書の交付及びそのための体制の整備に関する事務 | + | <div class="gou">三 遺言書情報証明書又は遺言書保管事実証明書の交付を請求する者遺言書情報証明書又は遺言書保管事実証明書の交付及びそのための体制の整備に関する事務</div> |
<div class="kou">2 前項の手数料の納付は、収入印紙をもってしなければならない。</div> | <div class="kou">2 前項の手数料の納付は、収入印紙をもってしなければならない。</div> | ||
<div class="jou_title">(行政手続法の適用除外)</div> | <div class="jou_title">(行政手続法の適用除外)</div> |
2018年11月1日 (木) 00:38時点における版
法務局における遺言書の保管等に関する法律(平成三十年七月十三日法律第七十三号)
イ 受遺者 ロ 民法第千六条第一項の規定により指定された遺言執行者
イ 第四条第四項第三号イに掲げる者 ロ 民法第七百八十一条第二項の規定により認知するものとされた子(胎内に在る子にあっては、その母) ハ 民法第八百九十三条の規定により廃除する意思を表示された推定相続人(同法第八百九十二条に規定する推定相続人をいう。以下このハにおいて同じ。)又は同法第八百九十四条第二項において準用する同法第八百九十三条の規定により廃除を取り消す意思を表示された推定相続人 ニ 民法第八百九十七条第一項ただし書の規定により指定された祖先の祭祀しを主宰すべき者 ホ 国家公務員災害補償法(昭和二十六年法律第百九十一号)第十七条の五第三項の規定により遺族補償一時金を受けることができる遺族のうち特に指定された者又は地方公務員災害補償法(昭和四十二年法律第百二十一号)第三十七条第三項の規定により遺族補償一時金を受けることができる遺族のうち特に指定された者 ヘ 信託法(平成十八年法律第百八号)第三条第二号に掲げる方法によって信託がされた場合においてその受益者となるべき者として指定された者若しくは残余財産の帰属すべき者となるべき者として指 定された者又は同法第八十九条第二項の規定による受益者指定権等の行使により受益者となるべき者 ト 保険法(平成二十年法律第五十六号)第四十四条第一項又は第七十三条第一項の規定による保険金受取人の変更により保険金受取人となるべき者チイからトまでに掲げる者のほか、これらに類するものとして政令で定める者
イ 第四条第四項第三号ロに掲げる者 ロ 民法第八百三十条第一項の財産について指定された管理者 ハ 民法第八百三十九条第一項の規定により指定された未成年後見人又は同法第八百四十八条の規定により指定された未成年後見監督人 ニ 民法第九百二条第一項の規定により共同相続人の相続分を定めることを委託された第三者、同法第九百八条の規定により遺産の分割の方法を定めることを委託された第三者又は同法第千六条第一項の規定により遺言執行者の指定を委託された第三者 ホ 著作権法(昭和四十五年法律第四十八号)第七十五条第二項の規定により同条第一項の登録について指定を受けた者又は同法第百十六条第三項の規定により同条第一項の請求について指定を受けた者へ信託法第三条第二号に掲げる方法によって信託がされた場合においてその受託者となるべき者、信託管理人となるべき者、信託監督人となるべき者又は受益者代理人となるべき者として指定された者トイからへまでに掲げる者のほか、これらに類するものとして政令で定める者
第十四条 遺言書保管所に保管されている遺言書及び遺言書保管ファイルについては、行政機関の保有する情報の公開に関する法律(平成十一年法律第四十二号)の規定は、適用しない。